この写真は、全裸になるまでの連続写真です。最後の写真だけ、つまり完全に全裸になったカットだけは別のカメラですっと立っている全身作品になっている。
ところが、この脱いでる写真のほとんどが、なぜか足首から下が切れていた。
場所は、都内のハウススタジオ。庭でヌード撮影OKとはいえ、ヌードは離島とか熊が出る山奥でしか撮影した事がない私は焦ったんだと思います。動きもあり、顔にピントを合わせるのに必死な様子も写真から見られる。今なら、顔認識+瞳AFで、気にせず撮影できるが、これはマニュアルフォーカス。救いは、最後の全身の写真はカメラを変えて、ゆっくり撮っていた。作品は、『note』にあります。ヌードだから、ボカシを入れないといけなくて、非公開っぽくしないとだめなんですよ。記事を有料にして、未成年とか見られなくして、記事を購入した人にプリント写真をプレゼントする。https://note.com/yuko0502
さて、ハイアマチュアっぽい人の写真を見ていても、「え?」なんでこの構図で足が切れていて、それを良い写真って自画自賛しているのだろうか」と首を傾げることがある。
砂浜に佇んでいるモデルさんの足首から下が写っていない。海はあんなに広いのに。それを「良い写真」と自分で評価し、インスタに載せていた。
今のカメラなら、そんな失敗はないはず。よほど、モデルさんの顔ばかり見ていたのか。
モデルに寄って、足が切れるのは当然良くて、だけど、モデルから離れて、つまり『引き』で足首から下、靴とか写っていないのは、駄作になる。
私の昔の写真にはたくさんそれがある。
モデルさんの顔にピントを合わせるのに全神経を使っていたから、足が切れているのに気づかないことがあった。
今のカメラなら、そういう神経は使わない。顔認識、胴体認識に瞳AFが付いているキャノンなどのカメラなら、全体を一瞬で把握できる。今の最新の一眼レフやミラーレスで、ポトレの基本が出来ない人は、相当、練習しないといけない。
それから、標準ズームレンズを使えば、足首が切れたりする写真を防ぐことはできるが、練習にはならない。単焦点レンズで、自分で動くかモデルさんに動いてもらって、構図が取れる腕が出来たら、ズームレンズを買えばいい。
海で、『引き』なら、こうして撮影するのが基本です。